
『髪に刺激を与えれば生えてくるかな?』と思って強く引っ張ったり、『なんかジャマな髪の毛がある』と思って髪の毛を数本引っこ抜いたりしていませんか?髪の毛を引っ張る行為や髪の毛を抜く癖がある人は注意が必要です。今回はそれらの行動が髪の毛にどのように影響するのかを紹介します。詳しくは以下をご覧下さい。
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髪の毛を引っ張るとどうなる?ハゲる?

間違った都市伝説では、髪の毛を引っ張ると髪の毛が伸びるなんて言われていましたが、全くそんなことはありません。
髪の毛をセットしていたり、髪の毛を洗っている時に、『あ、この毛だけなんかジャマだな』と思って、髪の毛を抜いてしまってはいないでしょうか?
髪の毛を抜いてしまうと、毛根に大きな刺激を与えてしまいます。
刺激といっても、マッサージなどによる適度な刺激ではなく、傷がつくほどの刺激です。
髪の毛を引っ張りすぎたり、引っこ抜いてしまったりすると毛根に大きな刺激を与え、傷つけている可能性があるのです。
それでは、毛根を傷つけてしまうと、どうなるのかを見ていきましょう!
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毛根が傷つくとハゲる?

毛根は髪の毛にとって大切な場所です、傷つけるとハゲになります。
毛根の中には、『毛包』という髪の毛を生み出す場所があります。
毛根に刺激を与えすぎると、『毛包』が傷ついてしまい、髪の毛が生えてこなくなってしまうのです。
『毛包』は簡単には死なないのですが、大きな刺激を繰り返し与えすぎると死んでしまう可能性が大きくなってしまいます。
つまり、毛根を傷つける行為は、毛包を死なせてしまうことにつながるので薄毛の原因になってしまうのです。
それでは、毛包を傷つけないためにはどのようなことを知っていればいいのでしょうか。
毛根についてまとめてみました。
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ヘアサイクルを狂わせる
毛根を傷つけるとヘアサイクルを狂わせてしまいハゲの原因になります。お姉さん
人の髪の毛は毛根から生み出されます。毛根はそれぞれでヘアサイクルというものを持っています。
強くて濃い髪の毛はヘアサイクルが2〜6年の成長期をきっちり過ごし、成長期のあとは休止期に入って、自然と髪の毛が生え変わるのです。
自然な流れで髪の毛を成長させる毛根からは、自然と1日に50本〜100本抜け毛も生じます。
このように、毛根には一つ一つのヘアサイクルというものが存在しています。
髪の毛を引っ張ったり、髪の毛を抜いて毛根が傷つくとこのヘアサイクルを無理やり止めることになるだけでなく、頭皮の毛細血管を傷つけてしまって、次の髪の毛に十分な栄養が行き渡らない可能性があるのです。
しかし、悪いとわかっていてもついつい髪の毛を引っ張ったり、抜いたり、頭皮に刺激を与えてしまったりしますよね。
次は、なぜ人は髪の毛や頭皮に刺激を与えたくなるのか、原因をみていきましょう。
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髪の毛に刺激を与えたくなる理由
頭皮に刺激を与えれば髪の毛が生えると勘違いしている
ヘアブラシで頭皮をトントンして刺激を与えると髪の毛が生えてくると勘違いをしている人も多いはず。
刺激を与えれば、細胞が活性化され、血流がよくなったりする・・・と思っている人が多いのですが、実は『頭皮を叩くことで育毛効果がある』という医学的根拠はありません。
頭皮の血行促進には、『有酸素運動』がよいとされています。
なので、ウォーキングやサイクリング、ボクササイズなど身体を動かす方がよいのです。
抜毛症
無意識のうちに髪の毛を抜く癖を持っている人がいます。
あまり過剰に抜いてしまうとよくないとわかっていながらも、頭皮が見えるまで髪の毛を抜く癖がでてしまうのです。
過剰に髪の毛を抜いてしまうことは癖ではなく『病気』かもしれません。過剰に髪の毛を抜いてしまう病気のことを『抜毛症』といいます。
自分で髪の毛を引っ張り、抜いてしまうのですが、これは頭皮の髪の毛だけではなく、眉毛やまつ毛なども抜いてしまうこともあります。
抜毛症になってしまうのは、こどもが多いと言われていますが、大人でもなってしまうことがあります。
その原因は大きなストレスです。
心の負担になるようなショック、壁にぶちあたったときの気持ちが原因となってしまうこともあります。
もし、あなたが髪の毛を抜く行為を頻繁に行ってしまうならば、心に負担がかかっているのかもしれません。
髪の毛を抜く行為がエスカレートしていくと、どんどん頭皮を傷つけることになるので気をつけてくださいね。
また、頭皮が傷つくと毛根が痛むだけでなく、菌が侵入してかゆみや炎症を引き起こします。
抜毛症は『髪の毛を抜く』という行為なので、基本的にはまた新しい毛が生えてくるのですが、抜きすぎるとハゲになってしまう可能性が高いということです。
抜毛症はココロの病なので、原因となっているストレスを取り除くことが最優先です。
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AGAになってるかも

AGAで抜け落ちている可能性は十分にあるのです。
自然な抜け毛以外の抜け毛は主に3つのパターンです。
- 髪の毛を自分で抜きすぎてしまう場合
- ストレスによる薄毛やハゲ
- AGA(男性型脱毛症)
髪の毛はストレスも原因となっています。自律神経が乱れてしまうため、血行不良を起して髪の毛に栄養が届きにくくなるのです。
髪の毛が薄くなるタイプもいろいろあるので下の記事もチェックしてみてください。
また、AGA(男性型脱毛症)の可能性は捨ててはいけません。
AGAは進行性なので時間とともに、どんどん悪化していきます。
AGAの発見が早ければ治療もしやすいですが、発見が遅れれば遅れるほど、進行していき、ハゲや薄毛が深刻になってきます。
髪の毛を引っ張ったり、抜いたりしていないのに、『抜け毛が激しい』方は注意が必要です。
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まとめ
『髪の毛を抜いてしまうこと』『引っ張ってしまうこと』が抜け毛につながってしまうことがおわかりいただけたでしょうか。
最後に注意点をまとめました。
最後に今回の記事をまとめ
- 髪の毛を引っ張ると毛根が傷つき、ハゲの原因になる
- 髪の毛を抜くことはハゲの原因になる
- 髪の毛を抜く癖は抜毛症という病気かもしれない
- ストレスで血行不良になりハゲる可能性がある
- AGA(男性型脱毛症)の可能性も考える必要がある
今まで何気なく髪の毛を抜いていたり、引っ張ったり、よかれと思って頭皮をブラシで『トントン』と刺激与えていた人は、今すぐやめたほうがいいですね。
頭に刺激を与えるのではなく、有酸素運動をすることで、ストレス発散につながったり、頭皮の血行がよくなったりして育毛につながります。